【トリートメント編】意外と知らない!?シャンプー&トリートメントの最適な仕方
前回のコラムではシャンプーの仕方について触れていきました。
今回のコラムは、それに続く「トリートメント」編です。
年間に換算すると約60時間の時間を掛けているシャンプー&トリートメント。
正しい方法でより美しい髪と健やかな頭皮へと導きましょう。
トリートメントの前に実践して欲しいこと
シャンプーの洗い残しが無いようにしっかりと丁寧に泡をすすいでいますか?
シャンプーは汚れを落とすために行うことが大きな目的になるので、シャンプーが残ってしまっている状態では、トリートメントの効果をしっかりと発揮することが困難になり、ニオイやかゆみ、フケなどの原因にもなりかねません。
髪と頭皮、全体にシャワーを行き渡らせながら指の腹で丁寧にすすぎましょう。
しっかりとシャンプーをすすいだら、その水分をしっかり取ってあげましょう。
シャンプー残りほどトリートメント効果を薄めることはありませんが、水分が多くありすぎると、その分トリートメントが薄まってしまいます。
手で絞って水分を取るだけでも良いですが、軽くタオルドライをして頂く方が、トリートメントがしっかりと髪に馴染み、より効果を実感して頂きやすくなります。
シャンプーの塗布と馴染ませ方
製品ごとに適したトリートメント量を手に取り、髪に馴染ませていきましょう。
トリートメントは、髪の中間から毛先につけていきますが、コーティング成分が頭皮を覆うことで、頭皮トラブルを引き起こしかねないため髪の根元付近へつけることは避けましょう。
トリートメント塗布後は髪の内部に浸透させることをイメージして手ぐしで揉み込み、有効成分を浸透させましょう。
揉み込みをする際は、毛先に向かってウロコ状に生えているキューティクルの流れに沿って、中間部から毛先に向かって揉み込みをするようにしましょう。
逆向きに揉み込みをすると、キューティクルの剥離の原因になりかねません。
また、目の荒めのコームで馴染ませて頂くこともトリートメントが均等に行き渡り、トリートメント成分の浸透を促進するのでおすすめです。
目が細めのコームは、トリートメントを過剰に取り除いたり、摩擦でキューティクルを傷つけてしまう可能性もあるので、コームを使う場合は注意してください。
トリートメント成分の浸透とすすぎ
トリートメントは毛髪内部に成分を浸透させるために、放置して頂くとより効果的です。
製品ごとの推奨時間が定められている場合は、その時間に合わせ、指定などが無い場合は3分〜5分ほどを目安に放置しましょう。
キューティクルが開きやすい状態になるとトリートメント成分が浸透促進されるので、放置をする際にホットタオルでタオルターバンをしてあげるとより効果が高まります。
タオルターバンはお風呂より少し暖かめの43度前後のお湯をタオルに浸けて、少し水分を残すように絞って、髪全体を包み込んであげましょう。
放置後は、トリートメントが頭皮に付着してしまった場合はしっかりと洗い流し、毛髪はトリートメントのクリーム感がなくなるまでしっかりとすすぎましょう。
毛先の洗い流し過ぎは毛先の乾燥の原因になるので、根本の方からすすいでいく事がおすすめです。
最適なシャンプー&トリートメントで美しい髪ためのデイリーケアを
いかがでしたでしょうか?
実践できていないことがあった方も、あまり難しいことは多く無いのですぐに実践出来るのでは無いかと思います。
ただし、毎日行うシャンプー&トリートメントなので忘れずに継続していくことが大切。
髪のケアとして基本的な「シャンプー&トリートメントの仕方」を見直して、日進月歩で1年後も美しく健やかな髪を目指していきましょう。