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記事: 美しい毛髪と睡眠の関係

美しい毛髪と睡眠の関係
ヘアケアの知識

美しい毛髪と睡眠の関係

今回のコラムでは、美しい髪に導くための睡眠について触れていきます。これまでのコラムで毛髪ダメージ要因に触れてきました。

  • 摩擦や手ぐしなどでダメージが起こる「物理的要因」
  • 紫外線や海水などでダメージが起こる「環境的要因」
  • ヘアカラーやパーマ液などでダメージが起こる「科学的要因」

など、日常の中に様々な毛髪ダメージになる要因は存在しています。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは日中の頭皮ダメージを回復させ、健康な毛髪サイクルを取り戻してくれますが、髪へのダメージは少なからず睡眠中にも発生してしまいます。

睡眠中に発生する毛髪へのダメージ

睡眠中に発生する毛髪へのダメージは摩擦で起こるキューティクルの損傷が大きな要因として挙げられます。

頭の重さはどれくらいあるかご存知でしょうか?
思っている以上に頭は重たく、5kg前後ほどの重さがあります。
スイカに例えると大玉のスイカほどの重量になり、かなりの重さがあることがイメージ出来るのではないかと思います。

睡眠中の毛髪は、大玉のスイカと枕の間にクッションのように挟まっているような状態です。
寝返りなどを繰り返すことで、5kgほどの重量の摩擦ダメージが蓄積されてしまいます。
なお、寝返りは1日に30回ほどすると言われており、1週間にすると210回、1ヶ月にすると900回ほど行なっている事になりますので、その分毛髪への負担が発生してしまっています。

美容師さんから、「髪が濡れた状態で寝るとダメージになります」などのアドバイスをして頂いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

毛髪の表面を覆う、「キューティクル」は水分を含むことでめくれが発生します。
髪の毛が濡れた状態で寝てしまう事は、このキューティクルがめくれている状態で5kgほどの重量の摩擦が発生してしまうため、キューティクルの剥離を引き起こし、毛髪のダメージが過剰に発生するだけでなくヘアカラーの褪色の要因などにもなりかねません。

また、髪の毛だけでなく、同時に頭皮への雑菌の繁殖を促す可能性もありニオイやフケ、かゆみの原因になることもあります。

お風呂上がりなどで髪が濡れている時は、睡眠時までにしっかりと乾かして髪の負担や頭皮トラブルにならないように心掛けましょう。

美しい髪のための睡眠中のヘアケアと対策

上記のように、就寝中の毛髪ダメージは頭と枕の摩擦で発生してしまいます。
濡れている状態では、よりダメージを受けやすい状態になるため髪を乾かしてから睡眠を取るようにしましょう。

枕カバーの表面が滑らかではない素材の場合は摩擦をより引き起こす要因になりかねません。綿やシルクなどの素材は滑らかで通気性も高い素材なので、摩擦を軽減する目的としては適した素材に該当します。

また、髪が摩擦しにくい状態であれば摩擦ダメージも軽減されます。枕カバーと同様にシャンプーやトリートメントなどのヘアケアで、毛髪表面を滑らかに導く製品を使用することで髪そのものの摩擦を軽減できます。
洗い流さないトリートメントなどのヘアケアを使用することで、より摩擦ダメージを引き起こしにくい状態に導くことができますので、必要に応じて取り入れてみましょう。

日々、蓄積される摩擦ダメージを軽減しましょう

いかがでしたでしょうか?
毛髪のダメージ要因は日常の様々な所に隠れていますが、睡眠中にも枕や髪同士の摩擦、頭の重さで少しずつダメージ進行していくことがイメージ出来たのでは無いでしょうか?

睡眠時だけでなく、日常の行動で髪同士の摩擦は少しずつ互いの毛髪にダメージを与えるので、摩擦が起きても負担が少なくなるよう、出来るだけ滑らかな毛髪になるようケアや対策を心掛けて美しい髪に近づけていきたいですね。