髪の色は何で決まる?メラニンの関係性
地毛の色は、コルテックスに存在する「メラニン色素」という色素の種類と量によって決まります。 メラニン色素には大きく分けて2種類あり、黒褐色系のユーメラニンと黄赤色系のフィオメラニンがあります。
ユーメラニンが多くメラニン量が多い場、より黒い毛髪になり、メラニン量が少ない毛髪はブロンドに近くなります。また、メラニンを含まない髪は白髪になります。 ヘアカラーをする際には、元々存在するメラニン色素を脱色してヘアカラー染料で染毛を行います。
真っ黒の画用紙に鮮やかな絵の具で描いた場合、その色は鮮やかに表現されるでしょうか?思い描いた色味が上手く表現されないことがイメージ出来るのではないかと思います。 それと同様に、ヘアカラーの染料も明るく鮮やかに表現するためにはメラニン色素を脱色して髪の明るさを明るくしてあげることがポイントになります。
ただし、メラニン色素の脱色に伴いキューティクルの損傷やコルテックス内のケラチンタンパク質が流出して毛髪のダメージにも影響しますので、ご自身のご希望に沿ってヘアカラーを楽しみましょう。