
毛髪の構造
美しくツヤやハリがある健やかな髪は多くの方が理想とする髪の状態です。 そんな理想の髪になるために、毛髪の仕組みや基本構造を理解することで適したケアや、ご自身の状態をご理解いただけるのではないかと思います。 本コラムでは、そんな毛髪の基本構造について解説します。
毛髪の基本構造を知ろう
毛髪の構造イメージはよく、お寿司のカッパ巻きなどに例えられます。 カッパ巻きの海苔にあたる部分が「キューティクル」、お米にあたる部分が「コルテックス」、実際の毛髪ではキュウリほどの占める割合は多くありませんが、キュウリにあたる部分が「メデュラ」と呼ばれる3層で形成されています。
「キューティクル」は透明のウロコ状に重なり合うようにして形成されています。キューティクルの枚数はやわらかい髪の方で3~5枚、硬い髪の方で7~10枚で形成されており個人差があります。キューティクルは水を弾く疎水性で、毛髪のたんぱく質の流出や、ヘアカラーやパーマ液が毛髪内に入り込むことを防ぐ役割を担っています。 キューティクルは毛髪の約10~15%を占め、毛髪のツヤや手触り、硬さに影響します。
「コルテックス」は、葉巻長の形をしていて、規則正しく並んでいる構造をしています。人の髪色は様々ですが、毛髪の色を決定するメラニン色素はコルテクスの中に存在し、黒髪の方の毛髪にはメラニン色素が多く存在します。 コルテックスは水と馴染みやすい親水性で、一般的なヘアカラーやパーマ液などが作用するのもこの箇所になります。 毛髪全体の85~90%を占め、毛髪の強度やコシ、髪色やツヤなどに影響します。
「メデュラ」はキューティクルやコルテックスのように規則的な構造をしておらず、スポンジ状のケラチンとも言われる不規則なケラチンなどから構成されています。メデュラは毛髪に必ず存在するわけではなく、機能についても現在もなお研究が進められていますが不明確な点が多い箇所でもあります。